【by・until編】コアイメージで前置詞を瞬時に理解するコツ
ノックです。
前置詞の覚え方って難しいですよね。
byとuntilの意味の違いがイマイチわからないって方も多いのではないでしょうか?
よく学校の先生から「〜まで、〜によって、〜の近くに、〜を経由して」etc・・・
意味が多すぎる…と絶望した方は今回の記事が非常に参考になるハズです!
byのコアイメージ
先ほどのbyの意味は、実はネイティブはそんなに一つ一つの意味を覚えていません。
明確な一つのコアイメージを持っているだけなんです。
byのコアイメージは「近くにいること」です。
実はnearbyやclosebyもbyの持つ近くにいるイメージから生まれたものです。
ところで昔、Stand by meという映画がありました。
直訳すると「私のそばにいて」という意味です。
Stand by=味方するという意味です。
自分にとって味方してくれる人や応援してくれる人というのは近くにいる人です。
だからbyを使うのです。
他にも、近くにいるというのは脇道に逸れるという使い方にもなります。
道を歩いてて近くに行くと道から外れますよね。だから道から逸れるという表現になります。
日本語で「話が逸れるんだけど・・」と言うのと同じイメージです。
コアイメージを使えばすんなり理解できます。
受動態でもbyを使う理由
byの「〜によって」という意味を考えてみましょう。
以下は、受動態でbyが使われている文です。
この文で私のそばにいるのは誰でしょうか?もちろん猫ですよね。
そうなんです。受動態でbyが使われることで、その後に続く名詞が強調されるんです。
日本語で言うと、「襲われたんだよね、猫にね!」となります。
でもこれってなんでだと思いますか?
はい。
これもコアイメージを使えば簡単です。
先ほどの文からwas attackedを省いてみましょう。すると、
直訳すると「私のそばに猫がいる」となります。
「〜の近く」という時、中心人物は誰でしょうか?猫ですよね?
近くに寄られる側が中心にいますよね。
例えば、「昨日ライブでミスチルの桜井さんの近くで見たんだ〜」と言った時はもちろん会話の中心はミスチルの桜井さんですよね?
同じように受動態のbyを使う時の名詞が強調されるのです。
交通手段として使えるby
by car(車で)、by bus(バスで)はなぜbyを使うと思いますか?
これもbyの「近く」というコアイメージから派生したものです。
車を使う時あなたはどこにいますか?もちろん車の「近く」にいますよね?バスも同様です。
移動のに乗り物(車)という手段を使っているわけです。だからbyを使うんです。
連絡手段として使えるby
by email(メールで)、by phone(電話で)
これも前項で述べたbyと基本的には同じ使い方です。
byの後には冠詞が付かない
手段で使うbyの注意点として、byの後には冠詞は付きません。
これはなぜかというと、話し手には具体的な特定のイメージがないからです。
しっかり理解しないと間違って付けてしまう方が多いので気をつけましょう。
byは「〜までに」untilは「〜までにずっと」
上の二つの文のbyとuntilの違いがわかりますか?
これは日本語訳にすれば一発で理解できます。
- byは「〜までに」
- untilは「〜までにずっと」
これで全て解決です。
byは「8時までここにいます」となります。これは8時までと言っていますが、別に7時に帰っても6時に帰ってもいいわけです。
対して、untilは「8時までずっとここにいます」となります。
これは文字通り、8時まで確実にいるという意思表示になります。
では、もう一例いきましょう。
さて問題です。このレストランはいつまで空いているでしょうか?
5秒考えてみて下さい。
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答えは、火曜の終わりまで空いているです。つまり水曜は閉まっています。
untilの理解はできましたでしょうか?
byに「〜までならいつでも」という意味が生まれたワケ
「〜までならいつでも」という意味をbyは持っています。これはなぜだと思いますか?
冒頭に紹介したbyのコアイメージの「近い」も感じ方は人それぞれ違いますよね。
「9時までに来てね。」と言われたら9時ちょうどに来る人もいれば余裕を持って8時に来る人もいます。
距離に例えると、1メートルが近いと感じる人もいれば、3メートルが近いと感じる人もいます。
そうなんです。
これがbyの「近く」というコアイメージから「〜までならいつでも」という意味に派生した理由です。
まとめ
いかがでしたでしょうか?
最後にもう一度まとめます。
- byは「近く」というコアイメージ、「〜まで」という日本語訳
- untilは「〜までずっと」という日本語訳
このコアイメージを理解すれば一気に英語の勉強が捗ります。
どんどん使いこなしていきましょう!